東京都・千代田区の飲食店の内装の提案
Veins

竣工日:2018年
よくある居酒屋の店舗ではなく、コストに優れ頑丈なベニヤ板だけで作る飲食店の内装を提案しました。 空間の仕掛けとして、魔女の宅急便の舞台とも言われているクロアチアの町並みをヒントに設計を進めました。小道と坂がたくさんあり、路地の雰囲気を演出する装飾的な照明、看板や屋根、窓などの建築的なパーツを建物内部に取り入れています。
真ん中の通路を路地に見立て、客席を両側に設けた様子が葉の葉脈に似ていることから「Veins」と名付けました。 席の天井高は低くして、階ごとに床面の高さが異なるスキップフロアのように計画しています。まるでどこかに迷い込んだような、屋内にいるのに外にいるような気分を味わえ、建築が人々に与える効果を体感できる空間です。