メキシコ・メキシコシティの複合飲食店
ロミータ(新築案)
竣工日:2015年
歴史ある街区の一角に新たに建てられる、複合飲食店の計画です。 リノベーション案と同様に、「人が集まる場所をつくる」ことを目的としています。
この地域は多くの産業施設が建ち並んでいる歴史地区です。 本計画ではその環境に同調するように、工場建築を思わせる鋸状の屋根を取り入れました。 特徴的な断面形状は、内部にやわらかな自然光を取り込む装置としても機能しています。
建物の1階には複数の飲食テナントを想定しており、通りに対して全面ガラスの開放的なファサードを構成。 厨房まわりにはガラスブロックを用いることで、外からはほのかに内部の気配が感じられるよう計画しています。 また、1階の客席からは中庭の緑を眺められるようになっており、落ち着いたひとときを提供します。 2階には吹き抜けもあり、上下階が緩やかにつながる、開放的な構成としています。
多様な用途の店舗が共存できる柔軟な構造としつつ、外観はあくまで簡潔で力強く。 歴史地区の風景と静かに呼応しながら、街に新たな賑わいを生み出す建築を目指しました。