DIG DESIGN 店舗・ビル設計

竣工日：2021年

南足柄市は、人口減少と少子化による過疎化が問題となっています。一方、緑が多く、都会とは違う空気を味わえるのも魅力の一つです。自然豊かな環境が、移住先として若い世代から注目されています。そこで、街に賑わいをもたらす活動の一つとして、市をあげて子育て支援センター計画を行うことになりました。今回はその活用方法や、内装デザインを提案しました。

南足柄市全体で子供達を見守り、送り出す。そんな意味をこめてデザインモチーフには「巣」を採用しています。施設一帯を包み込む様に木材格子を配置し、「巣」を表現しています。格子は、縦横共に600mmピッチで組んでいます。全体を見通すことができ、程よく空間を区切れたり、子供がよじ登りづらい間隔としました。近年の住宅はビニールなどの無機質なものが多く使われていることから、ここに来たときは木を通して自然に感じられる施設にしたいという思いも込められています。