DIG DESIGN 店舗・ビル設計

竣工日：2023年完成予定

世田谷区経堂の農大通りに面するビルの計画です。当該敷地は経堂駅前から続く商店街に面しています。人通りも多く、付近には様々なお店が建ち並んでいます。コンサルタントの方とも協力し、長い目で見て安定した収益を得られる方法を検討しました。打合せを行い、日常で不可欠な物品販売店や医療系のテナントで進めることに決定しました。

敷地は真四角に近い形状をしていた為、箱形の建築で検討を進めました。ここから医療ビルという事をヒントにデザインを詰めて行きました。そのファサードのグリッドの構成は薬を入れるピルケースをモチーフとしています。ピルケースは角が丸く、軽く、作りは華奢です。階段も同様のイメージでデザインしました。仕切り壁を薄い鉄板で作り、蹴込みに丸みをつけ、人の触れる手すりの部分には丸く加工した木材を使い、温もりを感じられるようにしました。透明のケースを思い起こさせるガラス張りは、商店街を通る人からの視認性も高めています。